「衣掛の森」は素晴らしい老大樟で、「湯蓋の森」とともに当宮のシンボルである御神木です。
社殿の左側にある老樹で、様々な人生儀礼を今日まで見守ってきた巨樹は、樹齢二千年以上とも推定されています。
元禄2年(西暦1689)
貝原好古「八幡本紀」第三巻
「神功皇后新羅より帰らせ給い、香椎より巽の方蚊田の邑に御産屋を営まれこもらせ給う、御側に生い茂れる楠あり、其の下にて産湯をめさせ給う、その大木繁茂し枝葉ことにうるわし、後人これを名付けて湯蓋の森という。また産衣を掛けたるを衣掛の森という。」